苗木機械植栽機「柾樹」

植栽作業をクワから機械化へ

農山村の過疎化、高齢化にともなう林業の衰退化が進むなか、林業の活 性化や森林資源保全のために、第一合成としてできることは何か?何か新しい植栽スタイルを提供できないか?-そのような想いで自社開発したのが苗木植栽機「柾樹」です。柾樹を使用すれば、作業者の身体的負担を軽減しながら植栽本数を増やすことができ、生産性向上に繋がります。柾樹には「木の柾目のように真っ直ぐ樹が育つように」という意味を込めています。

柾樹はガソリンエンジンを使用した植栽機です。
一枚の回転刃で穴をあけ、苗木投入機構から苗木を穴に挿し込みます。土を足で固めれば植込みの完了です。



製品 外形寸法、重量
MAIK-01[投入機構無し] 1070mm×290mm×200mm、5kg
MAIK-02[コンテナ苗木投入機構] 1070mm×290mm×350mm、5.6kg
MAIK-03[裸苗木投入機構] 1070mm×290mm×450mm、6.1kg
型式 G20LS
(単気筒空冷2サイクルガソリンエンジン)
排気量 21.7cm³
燃料タンク容量 0.5L
使用燃料 潤滑油混合ガソリン

①刃が縦回転し土に喰い込み、粘土質の土も砕きます。
②刃先に交互に角度をつけ、効率的に土を掘っていきます。
③内側に小さな刃があり、根などを切ります。
④泥除けカバーで土の飛散を抑えます。
⑤斜度で使用しやすいように柄の長さをコンパクトにしました。
⑥スロットルで強弱がつけられ、パワフルに土を掘り起こします。
⑦投入機構のレバーを引くと、セットした苗木が穴に入ります。

作業効率アップ クワで1本手植えしている間に「柾樹」なら2本植えることができます

特徴1 二倍の作業効率

柾樹は立ったままの姿勢で植栽するため、高齢者や女性にも優しいです。また、手植えに比べて約半分の作業時間で済むため、効率的に1日の植栽本数を倍増させることが可能です。
クワでの植樹は1本あたり約2分かかります。柾樹での植栽スピードは1本あたり1分と今までの2倍の速度で作業を行うことができます。

苗木200本を植栽する1人あたりの作業時間の比較
(当社フィールド試験結果より)
*クワの場合 約7.8時間(約140秒/本)
*柾樹の場合 約3.4時間(約60秒/本)

穴を掘る作業と、苗木を植栽し埋め戻し・踏み固めの作業を2人1組で分担することでさらに効率良く作業できます。
苗木200本を2人1組で植栽した場合の作業時間
*約2.5時間(約44秒/本)

特徴2 体への負担を大幅に軽減

急傾斜地での植樹作業は腰を曲げたり腕を使ったりと体にとても負担がかかります。柾樹は立ったまま土に苗木を差し込むことができ、誰でも楽に作業を行うことができます。