アートソーブ
文化財・美術工芸品の湿度変化による劣化を最小限に留める調湿保存剤です。気密性の高いケース内ほど効果がでます。
展示ケース内、額の内側、荷造り梱包内の調湿にご使用頂けます。また、シートタイプは容積に応じてカットできます。
アートソーブのご注文方法
各タイプともご注文時に設定湿度をご指定下さい。設定湿度は下記の「材質に応じた湿度条件」の相対湿度をご参考下さい。
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材質に応じた湿度条件
【相対湿度】
RH100% | 出土遺物(保存処理前のもの)防黴処理が必要 |
RH55-65% | 紙・木・装飾品・漆 |
RH50-65% | 象牙・皮・羊皮紙・自然史関係の資料 |
RH50-55% | 油絵 |
RH45-55% | 化石 |
RH45%以下 | 金属・石・陶磁器、塩分を含んだ物は脱塩処置が必要 |
RH30%以下 | 写真フィルム(ISO規格に準拠*1) |
【温度】
文化財一般 | 約20℃(人間にとって快適な温度) |
フィルム | 白黒/21℃、カラー/2℃(ISO規格に準拠*1) |
*推奨値を適応するに当たっては、保存されている環境の履歴や気候を十分考慮する必要があります
*異なる環境に移動させる場合は、ゆっくり時間をかけて徐々に慣らして(シーズニング)いく必要があります
『文化財保存環境学』 朝倉書店「湿度と劣化」
三浦定俊 佐野千絵 木川りか 著(東京文化財研究所)参考
*1.ISO5466:1992(JIS K 7641:1994)
「写真-現像処理済み安全写真フィルムー保存方法」
ISO6051:1992(JIS K 7642:1994)
「写真ー現像処理済み写真印画紙ー保存方法」
ISO3897:1992(JIS K 7644:1994)
「写真ー現像処理済み写真乾板ー保存方法」
IIC(国際文化財保存学会)、ICOM(国際博物館会議)、ICCROM(文化財保存修復研究国際センター)などは、
文化財保存のための温湿度として上記のような環境を勧めています。
型式 | 外寸(mm) | 厚み(mm) | 調湿能力 | 単価 | 出荷 |
カセットタイプ レギュラー | 330×110×40 | – | 1.0㎥/1カセット | お問い合わせ下さい | 1箱(4カセット入) |
カセットタイプ ハーフ | 330×110×20 | – | 0.5㎥/1カセット | お問い合わせ下さい | 1箱(8ハーフカセット入) |
シートタイプ 100g入 | 500×500 | 約1.5 | 0.2㎥/1枚 | お問い合わせ下さい | 1箱(20枚入) |
シートタイプ 200g入 | 500×1000 | 約1.5 | 0.4㎥/1枚 | お問い合わせ下さい | 1箱(20枚入) |
*設定湿度をお選び下さい(ドライ、RH40%、RH45%、RH50%、RH55%、、RH60%、、RH65%、、RH70%)
※ドライはカセットタイプのみ設定が可能です
OPTION
カセットタイプは購入後5年以内であれば再調湿で繰り返し使用できます
*再調湿は各種販売単位にて承ります
*カセットタイプのみ再調湿可能となっております
*再調湿の場合、アートソーブの工場への往復配送費用はお客様のご負担となります